当サイトは基礎知識をテーマごとに分類。後戻りのからくりをしっかりとかいています。
そもそも、なんで治療後に後戻りが起きやすくなるのでしょう。本ページではその原因を探ります。実は、動的治療が終わった後、後戻りが起きやすいのは大きく2つの理由あげられます。
●理由1:あごの骨は、固まるまでに時間がある程度長期間かかる
歯の移動は、歯を支えている部分のあごの骨が溶けたり新しくできたりして起こるものです。そして治療によって、歯の移動が終わった後も、歯の周囲の骨やあごの関節はかつてからの環境・遺伝の影響を受け続けているのです。上記理由のため、歯の骨が安定することはなく(時間がかかり)、保定治療をしても10%の人は実は不安定な噛み合わせに戻ってしまうほどです。歯を動かすのも一苦労ですが、その位置で固めることも実は大きな苦労なのです。そのため、治療後のリテーナーは絶対やらなければいけない治療です。ここで怠ってしまったら、長年かけた治療も意味のないものになってしまうかもしれません。そうならないために、定期的に通院し歯の状態を常に正常にしておくことが大切となります。
●理由2:歯のつけねに、常に元に戻ろうとする力が働いているため
歯の根っこ同士は、何本もの細い糸のような繊維で結ばれています。この繊維のもとに戻ろうとする力が問題なのです。どういうことかと言うと、でこぼこの歯を矯正治療を用いてきれいにした場合、この歯の根元の繊維はでこぼこの状態から、まっすぐの状態に伸ばされてしまます。伸びた繊維はもとに戻ろうとするため、後戻りが起きやすくなるのです。特に下の前歯は周りの骨が薄いため、骨の安定よりもこのもとに戻る力が勝ってしまい、後戻りが起きやすくなってしまいます。